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信大のヒトES細胞研究、3年延長

 文部科学省の専門委員会は16日、信大医学部(松本市)の研究チームが取り組むヒトの「胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」研究について、3年間の延長を承認した。研究対象を広げ、チームのメンバーを増員することも了承。引き続き2011年1月末まで、臨床応用を視野に入れた研究を行う。
 従来の心筋と肝細胞に加え、膵(すい)臓の細胞への分化に取り組む。各細胞への分化法を確立し、組織を構築して移植手法の開発を目指す。メンバーは佐々木克典・組織発生学講座教授ら従来の7人に、信大大学院医学系研究科の池田宇一教授、高橋将文准教授らを加え、計10人とする。
 この日の専門委員会には、佐々木教授と信大医学部ヒトES細胞研究倫理委員会委員長の天野直二・精神医学講座教授が出席、延長の狙いなどを説明した。
 佐々木教授は「細胞ができても、それを組織化しなければ移植に使えない。3年間で臨床応用の一歩手前までもっていきたい」と話している。
 信大チームは02年12月に最初の承認を受け研究に着手。05年6月に3年間延長し、今回が2回目の延長。